みなさんこんにちは
川口です(*´ω`*)
今日も症例報告させていただきます。
診断名【パニック障害】
症状…過呼吸発作 動悸 筋肉の過緊張 瞳孔不同 斜視 嚥下困難 食欲低下 脳過敏
呼吸困難 腹部動脈拍動緊張
昨年11月下旬から過呼吸発作が頻発
救急車で3回救急搬送される
【病院での検査にて】
・貧血ヘモグロビン値7(正常値成人女性11.4~14.6g)
・子宮筋腫
ヘモグロビン値が異常に低いので、この症状の原因は
「貧血」によるものと判断されたようです。
そこから入院して鉄剤の投与が始まりました。
2週間の入院でヘモグロビン値が7→12まで回復するも
QOL(日常生活の質)はどんどん低下し、
退院しても寝たきりの生活になりました。
Dr.の見解では、
「貧血が改善したのだから症状がひどくなるのはおかしい。」
「データは改善してるし入院してる理由がないから」
と言われ退院。
退院1ヶ月後
車椅子で外来受診した時に
「ホルモン注射の副作用でもないし、
心療内科ですかねー」
と。(ーー゛)
これ、とても良くあるパターンです。
症状を訴えても数値がないとすぐに心療内科。
要するに「気のせい」だって言いたいんでしょうね (;¬д¬)
その後、整形、脳神経内科、循環器も受診してもやはりデータ的には異常なしと言われて…
このタイミングで行き詰まって連絡をくれました。
実は、この方は看護師さんで、
僕のTEASHISも数年前に受けてくれていたことがあります。
僕のことを思い出してくれて、藁にもすがる思いで来てくれたのだろうと思います。
来院されてまずびっくりしたのは、
「なんというやつれた姿に💦」
と思うくらいフラフラのよろよろ歩きでした。
付き添いで来られた方がぴったり寄り添ってなければ倒れそうな感じ。
歩いている映像を見ると
「なんで目をつぶっているのかな?」
と思いますが、
斜視が強く出ているような感じでまっすぐ正視できず視線が下に引っ張られ、
かってに目が閉じてしまうそうです。
【TEASHISでの所見】
全身の筋肉、骨格の位置情報と関節運動の軌道と可動域を調べました。
やはり、全身の骨格の位置異常がある上、
特に頚椎の傾き、ねじれが強烈です。
もう一つ特徴的だったのが、
股関節が正しく収まっていないため、歩行のときに足がまっすぐ出てきません。
そうすると非常にフラフラと不安定な歩き方になってしまいます。
この方の場合、右股関節が外に向いているため、一歩目の踏み出しが自然に外に出てしまいます。
それを反射的に補正して歩くのでフラフラします。
外見よりも、詳しく検査すると歪みの酷さが相当なものだとわかりました。
ここまで歪むと本当に辛いです。
症状の辛さに加えて、
立っていても
座っていても
寝ているだけでも
身の置き所がないしんどさ。
何よりも呼吸ができなくなることへの恐怖は耐え難いものです。
周りの人達にもこの辛さをわかってもらえない。
頼みの綱のお医者さんにもあっさりと
「心療内科ですかねー」
と、さじを投げられてしまう。
こんな状態で向精神薬なんか飲もうものなら悲惨です。
幸いこの方は看護師さんなので心療内科へ行くのは思いとどまり、TEASHISを思い出してくれたようです。
さて、
臨床経験上、過去にも同様のパニック障害のひどかった別の患者様の写真がありましたので引っ張ってきました。


かなり歪んでますよね💧
この方も病院で同じような経緯をたどり、
色んな民間療法をさまよった後、
人づてにTEASHISにたどり着きました。
きっちり施術のスパンを短く詰めて来院してもらい、
日常生活動作もひどく歪まさないように改善してもらいました。
2ヶ月くらいであっさり治っちゃいました。




先ほどの看護師さんのケースも症状や歪み方は相当強いですが、やることは変わりません。
解剖学や生理学的な原理原則に基づいて
骨格を正常位置にもどします。
この方の場合、歪みが強すぎて関節の軌道を
捕らえることができません。
なのでTEASHISの技の分類「フェーズ1」のみ。
さらに、貧血や持病、入院により体力そのものの低下が著しいので、
経絡のバランスも考慮しながら筋骨格を正常位置にもどすことを試みました。
その後短いスパンで施術に来てくれたのでみるみる良くなっていき、
初来院1ヶ月ちょっとの状態です。
↓

動作も表情も、別人のように元気に明るく、
なにより若返りましたね(◦ˉ ˘ ˉ◦)
コメントをいただいています。

病院が悪いと言うつもりはありません。
しかし、
データや数値だけが人の体を構成しているものではないと思います。
同じような経緯をたどって病院で相手にされず、
何を信じればいいのかわからなくなって、
民間療法をさまよい、
治療ジプシーになってしまう人がたくさんいます (╯︵╰,)
今は情報が溢れかえっています。
ちょっとSNSやネット検索するだけで良さそうな治療院がバンバン出てきます。
残念ながら治療の勉強よりも、
広告宣伝に血眼になっている先生がたくさんいることを知っています。
そういった宣伝に踊らされずに、
ユーザーである患者さん自身が正しいものを見極める目を持つことが大切ではないでしょうか。
僕としては少しでもそのお手伝いができるように、
今後このブログを通じて情報発信をしていこうと思います。
次回は
パニック障害とゆがみがどのように関係しているのか、
どういう仕組みで治っていくのか、
僕の見解をお話します。
それでは今日はこの辺で。
最後まで読んでくださりありがとうございます( *ˊᵕˋ)ノ