みなさんこんにちは(・∀・)b
川口です。
11月のテアシスプログラムセミナーでの課題技だった
『肩甲胸郭関節アプローチ』について、
研修生の方から良い質問があったのでシェアしますね。
注)今日はゴリゴリの技のテクニック論になるので、難しい話が嫌いな人はそっとスマホの電源をおとしてくださいねヾ(・ε・`*)

…ということなのですが、
この方、ベーシックコースの方ですがよく練習されてますねー
素晴らしいです(๑´ω`ノノ゙ぱちぱちぱち✧
ところで僕の回答ですが
これじゃやっぱり分かりにくいな💧
と思ったので補足します。
前にも言ったと思いますが、
この技は確かに難しいです( ˙꒳˙ )oh……
しかし、これを使いこなせるようになると、
この前のセミナーで僕がお見せしたように、
ねじれて曲がってしまっている首をその場でまっすぐにすることができるすごい技です。
首がまっすぐになるということは
首、肩凝りやムチウチ、寝違えはもちろん、
風邪などによる喉の不調や花粉症にいたるまでオールマイティに対応できるということです。
なので難しいからといって諦めず、頑張ってマスターしましょう( *ˊᵕˋ)ノ
まず技の構造を理解した方が早いので説明します。
この技の何が難しいのかというと、
セッティングです。
ベテランの先生達もこのセッティングに悩んでいます。
でもセッティングが上手くできない理由ははっきりしています。
セッティングというのは手を90°辺りまで挙上してから肘を曲げながら上腕を内旋して反対側の胸に手をおろす(肩関節内旋伸展)動作です。
しかし、そもそもこの技は
「手の可動性が良い側」
すなわち肩関節屈曲外旋性が強い側にかける技です。
肩関節が屈曲外旋が強い手に対して反対の動きである「内旋伸展」させなければならない、というのが大きな壁です。
(大丈夫ですか?ついてきてますかー?(^-^;💦)
そこでこの壁に立ち向かうための策は2つ。
簡単なのは
A.その壁をじわじわ溶かしてから入る
ハイレベルなのが
B.壁の扉を探し、鍵を開けて正面突破する
この2つです。
どちらでもいいのですが、
A.は壁を溶かすのに時間がかかるけど簡単
B.はハイレベルで難しいけどあっという間に鍵を開けて突破できる
という感じです。
まずA.を解説します。
屈曲外旋が非常に強いのにそのまま突撃するから跳ね返されるのです。
ならば、遠回りのようですがコツコツとその壁を溶かすためにほかの技を使うのです。
橈尺関節回旋アプローチなんかはダイレクトに使えるし、動線も流れるようにポジション移動できるので非常に便利ですね。
もちろん反対側の手や足に技をかけてからリトライしてみてもいいです。
うまくいけばまさに壁が溶けたかのようにすんなりセッティングができるでしょう。
次にBです。
これは本当に知恵の輪を解くかのごとく一瞬にして扉を開いてしまうので魔法のように見えます。
非常に高度ですが、コアコース以上の皆さんは頑張って理解してください( ー̀дー́ )
まず手を90°前方挙上してから肘を曲げます。
この時に上腕二頭筋ではなく腕撓骨筋を使わせるように曲げさせます。
すなわち手首を回内してから肘を屈曲するのです。
その時注意すべきは、
手関節を回内する時に中指を軸にするのではなく、小指を軸に回内させます。
(これ重要ポイント(・∀・)b)
これらの動作を「吸気」で行います。
この軸の動作と呼吸のタイミングがあった時に扉が一気に開くのです( ̄ー ̄)ニヤリ
大丈夫ですかー?
頭から煙が出てきましたかー?( ̄∀ ̄)
でも大丈夫!
つぎの12月のセミナーの時に今解説した内容をお見せしますね(´ε` )
それまでに今の話に出てきた言葉はイメージできるようにしておいてください。
肩の内旋とは?
屈曲とは?
椀橈骨筋とは?
というように。
その上で実際に目にすれば一気に理解が進みます(・∀・)b
こんな感じでどんどん質問にお答えしますので、どしどし質問してください。
また、何かしらの反応をいただいた方が記事を書くモチベーションも上がるので感想もいただけたらやる気がおきます( *¯ ³¯*)
質問や感想はfacebookの研修生ページでも、個人LINEでもかまいません。
では( ー`дー´)キリッ