ご利用者様へ

パニック障害②治し方編・テアシスプログラム症例報告

皆さんこんにちは。

川口です(´ε` )

 

前回の記事で

パニック障害に悩まされていた人が

TEASHISを受けてもらってから順調に回復している様子をお伝えしました。

その後自動車も運転できるようになったと嬉しい報告をしてくれています。

 

嬉しすぎます(◦ˉ ˘ ˉ◦)

 

さて、

今日は

TEASHISでパニック障害が改善するしくみ

についてのお話。

そして

治療家必見!!

体の歪みを確認するファーストステップ

を最後に書いています(´ε` )

 

この仕組みと原理を理解することができれば、

もしあなたがパニック障害に悩まされていたとしても

「そんなに難しいものではないんだ」

と気が軽くなるかもしれません(´∇`)

 

 

まずパニック障害という病気は、

このような流れで起こります。

 

①何らかの理由

突然

呼吸ができない、

激しい動悸、

めまいなど、

死ぬかもしれない、と思うくらい

「パニック発作」がいきなり理由もなく襲ってきます。

 

②その時の恐怖や苦しみの記憶が強烈に焼き付き、

また起こったらどうしよう…という

「予期不安」

 

その場所を避けるようになる「回避行動」

 

1人での外出、エレベーターや、自動車、人混みなどがダメになる

「広場恐怖」が起こります。

 

③なんとか心を強く持とうとがんばってみても、

自分の意志とは無関係に

やはり「パニック発作」が起こってしまい、

 

「予期不安」「回避行動」「広場恐怖」がますます強くなります。

 

④そのまま進行してしまうとうつ病やうつ状態になってしまうこともあります。

035931FA-750D-4469-9F68-6BDD3CDC7B72

 

医学的には

①の何らかの理由という所がわかっていないようですが、

TEASHISではその理由に明確に気づいています。

 

実はTEASHISの現場では

 

めまいや、息苦しさ、動悸、イライラしたり不安になったり…

 

といった症状がTEASHISで体を調整するとケロッと良くなる

ことが当たり前のように起こっています。

 

このメカニズムについては病理学的に大学などの研究者によってキチンと調べられるべきですが、

臨床経験上、

頚椎の4番や5番あたりの捻れが強いと呼吸器に異変を起こしたり、

 

胸椎1~4辺り(心臓交感神経がある部分)がジグザグになっている人に狭心症や不整脈のような心疾患が多いことも多々あります。

 

股関節や骨盤が大きく捻れてくると、

イライラしたり不安になったりする人が多いです。

 

この歪みが揃ってくると症状が出なくなってきます。

 

そして、大切なことはこれらの

骨格の歪みは、

骨を支えている筋肉のアンバランスによって引き起こされるのです。

 

ということから、

TEASHISが考えるパニック障害が起きる仕組みは、

❶筋肉のバランスを崩して骨格を歪ませる

❷歪みレベルが限界を越えるとパニック発作が起こる

❸その時の恐怖とシチュエーションが記憶に焼き付けられる

❹以前発作が起きた時のシチュエーションに出くわすと、

過去の恐怖の記憶により全身(特に首)が緊張する

❺過度な精神的緊張は体の筋肉も緊張させ、

骨格の歪みを強くし、

またパニック発作が起きる

 

となります。

 

今の医学的なアプローチでは

❺の時の全身の筋緊張に対して薬で弛緩させようと試みたり、

❹の恐怖の記憶による精神的緊張をカウンセリングによって消し去ろうと努力します。

 

しかし、残念ながらこの方法ではなかなか改善しませんし、

改善したとしても非常に長期間にわたる投薬やカウンセリングを必要とします。

 

これに対してTEASHISでは

そもそもパニック発作が起きる原因である❶❷の筋肉のバランスをそろえることができます。

 

これができると問題の大部分は解決されます。

 

もちろん、脳にこびり付いた恐怖や不安の記憶(トラウマ)はそう簡単に消すことができません。

 

カウンセリングでもなかなか改善が難しいのはこれが原因です。

 

でも

 

トラウマを消すということは難しいですが、

 

成功体験を積み重ねていけばそのトラウマはどんどん薄れていきます。

 

筋肉のバランスを整え、

骨格が正しい構造に戻ってくれば、

たとえトラウマが甦って、

身体が緊張したとしてもパニック発作が起きにくくなります。

また、起きたとしてもとても軽いものになります。

 

その時

「あれ?大丈夫かも」

となったらしめたものです。

 

この小さな成功体験を繰り返せばどんどん治ってきます。

 

このような精神的要因と体との相関関係はパニック障害だけじゃありません。

 

音楽家に多いジストニアや、

スポーツ選手におけるイップスもほぼ同じようなメカニズムだと考えています。

 

精神的な緊張を制御することはとても難しいです。

 

大切なことは

緊張しても大丈夫、という状態に体を調整すること

です。

 

その上で、小さな成功体験を積み上げる。

そうすると結果的にとても早く改善されます。

 

ここで注意することがあります。

一言で歪みを治すといっても、

なんでもいいものではありません。

 

解剖学的に、どのようにゆがんでいるのか?

それを調べる方法は

施術者の感覚に頼ったものではなく、

論理的に筋道だてて検証できるものでなくてはいけません。

 

僕も過去には自分の感覚に頼った検査法のみで体の歪みを調べていた時期がありました。

 

これはとても素晴らしいものでしたが、

非常に精度が曖昧で間違えやすいという欠点がありました。

 

 

今でも検査の難しさに悩んでいる治療家の人は多いのではないでしょうか。

 

人の脳は無意識に「自分が見たいものを見る」という性質があります。

 

これが検査を間違えたり、

施術の効果を自分本位に判断してしまう元凶です。

 

なのでTEASHISでは徒手検査は技の効果を確かめるために使い、

歪みを確定させるものとしては使用しません。

 

あくまで体の歪み解析メソッドと骨指標でどのように歪んでいるのか、を判断しています。

 

 

とはいっても一般の患者さんにはなんの事だかわからないと思います。

 

そこで

「具体的にどのようにゆがんでいるのですか?」

と先生に聞いてみましょう。

 

納得性のいく答えと、

視覚的に骨格がどのようになっているのかを見せて

その症状がなぜ起きているのか?

をきちんと説明してくれる先生ならばひとまず安心かもしれません(*´ω`*)

 

既に治療に携わっている先生は、

まずは

下位腰椎の3~5番

を施術前と施術後で見比べる習慣をつけてください。

3C3A8ABF-5137-46BD-9B1D-735F219D1032DABE6219-1CA9-44A7-AB36-E6284BA05279

 

何か体に症状がある人は100%ここが曲がっています。

どんな方法であって

ここを完璧にまっすぐにすることができれば、

ほとんどの症状は改善されます。

 

これが診断の第1歩です。

 

ぜひチェックしてみてくださいね( *ˊᵕˋ)ノ

 

【まとめ】

パニック障害やジストニア、イップスなどは

精神的なものが原因ではないか、と言われている病気です。

 

しかし、人間の精神と肉体は常にリンクしています。

 

精神的な緊張は無意識に体の筋肉をも緊張させます。

 

その筋肉の緊張が体の歪みを強くしてしまい、症状が発生します。

 

歪みの少ない整った体だと精神的緊張や肉体的緊張があってもなんの症状もでません。

 

まず取り掛からなくてはいけないのは、

筋肉のバランスを整え、

たとえ緊張しても大丈夫!という状態に体を作ることです。

 

そうすれば意外なほどあっけなく症状が改善してしまいます。

 

このことはぜひ多くの人に知っておいていただきたいです( *ˊᵕˋ)ノ

 

それでは今日はこの辺で。

最後まで読んでいただきありがとうございました(*´ω`*)

 

 

 

 

ABOUT ME
川口太威智
【取得資格】柔道整復師、鍼師、灸師、あんま指圧マッサージ師【主な活動】治療院を運営する傍ら(株)TEASHISの代表を務め、東京と大阪で毎月医療従事者を対象に技術セミナーを開催しています。TEASHISの技術を導入した整体院・整骨院は関東・関西に40店舗以上。ニューヨーク・ロサンゼルス・ラスベガス・ハワイ・台北・シドニー・ケアンズ・バリ島など海外での講演実績も多数、平成28年は3日間で7000名の医師・歯科医師が参加した医学会(抗加齢医学会)でも講演しました。国内外問わず治療家・育成家として活動しています。