テアシス症例紹介

急性帯状潜在性網膜外層症(AZOOR)テアシスプログラム症例報告

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みなさんこんにちは。

川口です( *ˊᵕˋ)ノ

 

今日は大変珍しい症例があったので報告します。

 

過去に腰痛で何度か来院して下さっていた患者様で、

今回久しぶりにやってこられました。

 

33歳男性

一流企業でバリバリ働いているエリートビジネスマンです。

 

インターホンの映像を見ると右目に眼帯をされています。

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(ご本人の許可をいただいて載せています)

 

川口「どうしたんですか?」

 

患者様「実は一ヶ月前から急に変な病気にかかっちゃって右目が見えなくなったんです…」と。

 

よくよく聞いてみると光を失ったわけではないのですが、

視野が極端に狭くなり、

その視野いっぱいに黒い点がびっしりで文字や物の判別も全くできない状態だそうです。

 

どんな見え方をしているのか、

絵に描いてもらいました。

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これは辛いですね(•́ε•̀;ก)💦

 

このように右目がほとんど役に立たなくて生活できないので眼帯で覆っているとのことでした。

 

最初は家の近くの病院に行ったのですが、

「すぐに大学病院へ行くように」と言い渡され慈恵医大に。

 

そこでの診断名は

【急性帯状潜在性網膜外層症(AZOORアズール)】

というもので、10万人に1人の難しい病気だそうです。

 

Dr.に「今のところ手の施しようがなく、経過観察しかありません。

1ヶ月様子をみてダメならステロイドを使いましょう」

と言われ、1ヶ月様子をみていました。

 

しかし、全く症状が変わらないので別の医大に行こうかと思っていたそうです。

 

本人がDr.から聞いた話や、インターネットにあがっている情報では

・月日が経つにつれて自然に回復するケース

・ステロイド剤により回復するケース

・回復せずそのまま症状固定してしまうケース

に分かれるようです。

 

医学的には

「眼底での損傷や障害は見られず網膜の一部の疾患と考えられている

との事で、原因も治療法も見つかっていないようです。

 

・組織そのものの損傷や病変がない

・病院での検査では原因がわからない

・自然に治癒する例もある

これらの特徴は体の歪みの症状に特有のものです

突発性の難聴やめまい、頭痛、アレルギーにも共通します。

ということは

「もしかするとTEASHISで良くなるかも…」

という気がしつつ全身の骨格や筋肉の状態を調べました。

 

 

『関節の軌道&可動検査1』の所見

左肩の可動性が悪いのと併せて

1~4頚椎から左肩甲骨の引きつけが極端に強く、そのため立位でも座位でも左肩が異常に盛り上がり、

頚椎部がひらがなの「くの字」に曲がっていました。

 

簡単に言うと「首が捻れすぎている状態」です。

歪みの見地から言っても少々厄介な歪み方です。

 

このケースでは関節の軸の傾きが強すぎるので、

TEASHISの手法の中でも全く動きを伴わないPhase(フェーズ)1の技しか使えません。

 

(ちなみにTEASHISの手法は

Phase1…全く動きを伴わない技

Phase2…動かす関節は1つだけど、軸の動きを2軸以上使う技

Phase3…2つ以上の関節を使う技

 

と分類していますが、

より効果が高く、

ミスを減らし施術の効果を長持ちさせることを主眼に置いた結果、

現在では現場ではPhase2と3はほぼ使うことがなくなりました。

 

その代わり1と2の間のPhase1.5を作り、1つの関節を一軸性の動きだけ動かすシンプルな技を増やしています。)

 

 

左上腕の極端な内旋と、

頚椎1~4の強い引きつけが取れてきて、

くの字だった首がまっすぐになってきた頃に

「試しに眼帯をとってください」

と、眼帯を外してもらいました。

 

「先生…マジですか……見えます…」

「さっきと全然違います」

 

 

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

 

 

と心の中でガッツポーズしつつ、

「本当に不安だったんです…」

と涙ながらに話してくれるのに思わずうるっときました(T ^ T)

 

とにかく今日は安静にしてもらう約束をして、次の日も施術することに。

 

========次の日========

 

川口「今日はいかがでした?」

 

患者さん「かなり見えるようになっています!」

 

(川口の心の中)「うしっ( ー̀дー́ )౨」

 

 

見え方の変化を絵で教えてもらいました。

 

施術前は

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こんな感じで視野全域に黒点がびっしり

それが、

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こんな感じに

シワのようなのが数本残っているもののかなり見えるようになっているとのことです。

 

いったい体の中で何が起こっているのでしょうか?

仮説を立ててみました。

 

眼球は3対、6つの外眼筋に支えられています。

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体の歪みによって

眼球を支える筋肉のバランスを崩すこともしばしばあります。

 

大抵の場合、

焦点が合いにくくなったり

酷くなると斜視になることもあります。

 

筋肉が器質的に固まってしまうと難しいですが、

軽度のもので比較的若いうちなら斜視も改善します。

 

今回の場合、

考えられるのは目を支える(動かす)筋肉のバランス異常や眼圧の変化などによって網膜にシワがよる、もしくは波打った状態ではないだろうか、

と考えています。

 

目が見える仕組みは

目の外から入ってきた光を角膜、水晶体を通して眼球の内側にある網膜に映像を写します。

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その網膜が上記に書いたように歪みによってシワがよったり波打ったりするということが実際にあるとすれば、

外からの光を網膜にキレイに写すことができなくなる可能性があります。

 

確かに、施術前の黒点がびっしりの状態から改善したあとも数本のシワのような物が見えるとおっしゃっているのでこの仮説もあながち間違いではないのかもしれません。

 

この患者様の場合、

過去に何度か僕が診ているので、

体の癖を僕が既に把握していたこと、

歪みを修正しやすくなっていること、

発症からまだ日が浅いこと、

などラッキーなことが重なっていたのも幸いしました。

 

まだまだ経過観察と体を安定させていくことが必要ですが、

この疾患と体の歪みとの相関関係がある事は間違いなさそうです。

 

やっぱり体を歪ませるのって、怖いですね( ˊᵕˋ ;)💦

 

ABOUT ME
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川口太威智
【取得資格】柔道整復師、鍼師、灸師、あんま指圧マッサージ師【主な活動】治療院を運営する傍ら(株)TEASHISの代表を務め、関東・関西に20店舗以上の認定院を構えています。東京と大阪で毎月70名以上の医療従事者を対象に技術セミナーを開催。ニューヨーク・ロサンゼルス・ラスベガス・ハワイ・台北・シドニー・ケアンズ・バリ島など海外での講演実績も多数、平成28年は3日間で7000名の医師・歯科医師が参加した医学会(抗加齢医学会)でも講演しました。国内外問わず治療家・育成家として活動しています。